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試乗レポート:特選インプレッション
トヨタ/ブレイドマスター
排気量を拡大、乗り味もよりジェントルに進化
Text:西沢 ひろみ Photo:原田 淳
スペック:G/323.4万円
全長/全幅/全高(mm)
4,260×1,760×1,515
ホイールベース(mm)
2,600
乗車定員
5名
ミッション
6速AT
エンジン
V型6気筒DOHC
総排気量(cc)
3,456
最高出力(kW(ps)/rpm)
206(280)/6,200
最大トルク(N・m(kg・m)/rpm)
34m(35.1)/4,700
タイヤサイズ
225/45R17
お客様相談室
0800-700-7700
http://toyota.jp
世界戦略車として登場したオーリスの兄貴分にあたる国内専用モデルのブレイドに、V6・3.5l搭載するブレイドマスターが追加された。外観上のブレイドとの違いは、メッシュタイプのフロントグリルとリヤエンブレムのみ。上質感を追求したインテリアも、専用デザインは3本スポークのステアリングと全面本革巻きシフトノブ程度だ。
けれども、ひとたびアクセルを踏み込むと、最高出力280馬力、最大トルク35.1㎏-mを誇るV6エンジンが圧倒的な速さを見せつける。スピードメーターの針は、スポーティカー並みに勢いよく上昇するが、加速はパワーやトルク感を主張しない、あくまでも上品なフィーリングだ。
7速CVTを採用する2.4lに対して、ブレイドマスターは6速ATをドッキングしている。これも、気持ちのいい吹き上がりと心地いいシフトアップ/ダウンが得られる要因だ。
パワーアップと車重の重量増に合わせてチューニングを施した足回りは、ブレイド同様にバランスのいい華麗な走りが持ち味。しなやかなロールを伴う粘り感のあるコーナリングは、クルマ全体が流れるように挙動するおかげで、コントロールのしやすさが際立つ。
さらにタイヤは、225/45R17インチにサイズアップしたポテンザRE050となり、路面の凹凸を巧みに吸収した乗り心地を披露してくれた。力を注いだだけあって、唯一と言えるブレイドのマイナス要素を8カ月で解消したのはさすがトヨタだ。
プリクラッシュセーフティシステムやレーダークルーズコントロールなど、安全装備も充実させたブレイドマスターは、確かにジェントルマンの高級ハッチバックで、仕上がりも素晴らしい。ただそれだけに、高級セダン以上の魅力が曖昧でユーザー層が見えないのが気がかりだ。
グリルやホイールが変更されたエクステリアと同様、インテリアにも小変更が施されている。ステアリングは、標準の4本スポークに対しこちらは3本スポーク。シフトノブは、オーナメント+本革から、よりスポーティな全面本革巻きとなった