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巻頭特集:中古車購入 お店選びの5ヵ条
お店選びをする上での一番の基本、特に初めて中古車を買う場合に強調したいことは、必ず複数のお店に行くことだ。購入者側の実戦経験がものをいうのが中古車購入。失敗したくなければ100の知識より1つの行動、これは疑う余地のない常識として実行したい。そして気になったクルマがあったら、見積もりを取ることを忘れずに!
購入者側の本音としては、ホコリの積もっているような中古車店で高い車を買う気にはなれないだろう。そういう意味でも隅々まで掃除の行き届いたお店は、「お店」選びの第一条件ともいえる。実際、展示車の掃除をするのは中古車店の大きな仕事のひとつで、大型店になれば、洗車・清掃専任の人を雇っている場合もある。また、小・中規模の店舗の場合は営業マンが自ら洗うことも多く、それは展示車両の細部のコンディションを把握することにも繋がっている。
一方店内は、商談を行なう場所、商談のためのスペースとして割り切っている店もあり、飾り気よりは、実務的、メーカーのショールームのような派手さはないところが多いし、どうしても雑多になりがち。もちろん整頓された店内もいいだろうが、購入者側としては、展示車両に重きをおきたい。
コンピュータで在庫検索できるお店も増えた
新車を買う場合なら、その多くは指名買いで、担当営業マンとの話の多くは「装備の選択」や「値引き交渉」というのが一般的だ。接客の上手下手より、現実的な交渉の内容が大事になるし、他店との競争の中でより有利な条件を出す能力が問われる。
ところが中古車の場合は、基本的に値引き交渉や装備選択という機会は少なく、担当営業マンはユーザー側が「望む車」に出会えるためのパートナー的な役割をもっている。そのため「聞き上手」な営業マンが多く、こちらが何を望んでいるか自然と引き出し、そして、お店の中で希望に一番近い車を探し出してくれるものだ。だから、中古車店は接客上手と感じやすい職種構造であって、接客ベタな営業マンはいないぐらいに考えておいた方がいい。購入者側は、該当物件が本当に希望車種なのかどうか、ある程度冷静さをもって望みたい。
中古車店は親切、ていねいがフツーだ
車検残のある車両の場合なら、普通は試乗が可能だ。車検切れの場合は自賠責保険が切れていることも多く、一般公道を走ることができないため公道での試乗は断られることが多い。だから理由をていねいに説明してくれるような店なら、けっして不安がることはない。その場合でもエンジンをかけたり、店の敷地が広いような場合なら場内をゆっくりと走る程度のことはできるはずなので、一般道試乗不可も仕方のないことだと考えよう。
大型店の中には車検切れ車でも試乗可能な専用の試乗コースを敷地内にもつ店もある
どこまでを安心と考えるかの問題になるが、中古車は新車と違いコンディションに差がある商品だ。ディーラーで中古車を買ったからといって、例えば保証期限を過ぎたところで壊れれば、パーツ代、修理代は自己負担だ。そういう面では専業店との差はまったくない。中古車で過ごすカーライフがどう展開するかは、最終的には物件のコンディションしだい。ハッキリいえば運しだいのところもある。
時間とともに車両の状態は必ず落ちていくし、リセールバリューも下がっていくことは、ハッキリと意識して購入する必要がある。売るときの価値についても、どこで買ったかよりも、車両の人気とコンディションが重視される。ディーラーなら中古車的な“ハズレ”を引く確率は低いが、それをまったくのゼロだと信じてしまうことは無謀だ。