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巻頭特集:MY BEST LEGACY
デビュー以来レガシィは、スバルの伝統である水平対向エンジンを搭載している。 その水平対向エンジンのメリットは、ピストンがクランクシャフトを中心に左右に往復運動することによって、互いのピストンが振動を打ち消しあうところ。 そのため直列やV型の4気筒よりも振動が少なく、低回転から高回転まで滑らかなパワーフィールを実現。またエンジンの高さが他の形式に比べ低いことから、 クルマの低重心化に大きく貢献。その結果、優れたハンドリングと安定性を可能としている。現行モデルに搭載されるエンジンは、6気筒が3.0・NA、 4気筒が2.5・NA、2.0・ターボ、2.0・NAのDOHCとSOHCの計5種類で、そのうち2.5・はアウトバック専用。なお、2.0・ターボと2.0・NAのDOHCは、ミッションに よって専用チューニングが施され、最高出力が異なる。
スバル独自の4WDシステムが、「シンメトリカルAWD」。 シンメトリカルとは、"左右対称であるさま・釣り合いのとれたさま" といった意味があるが、その意味の通り、エンジンやミッションなどを 一直線上左右対称に配置しているのがシンメトリカルAWDの特徴。 このレイアウトを採用することで、クルマの前後左右の重量配分に優れ、 AWDのメリットである優れた安定性や駆動力のほかに、クルマを操る 楽しさに欠かせないニュートラルなハンドリングを実現することができる。 さらに、このシンメトリカルAWDは、搭載されるクルマの特性や方向性、 ミッションによってタイプを変え、効果が最大限に発揮できるようになっている。 VTD方式、アクティブトルクスプリット方式、DCCD方式、ビスカスLSD付き センターデフ方式の4種類。前2タイプはAT車との組み合わせでドライビングの 楽しさと安心感を両立。後2タイプはMT車との組み合わせで、 クルマを操る楽しさが味わえるセッティングとなっている。
今年5月のマイナーチェンジで、新たに採用されたアイテムが「SI-DRIVE」。 「I/インテリジェント」、「S/スポーツ」、「S#/スポーツシャープ」 という3つのモードがあり、ゆっくりゆったり走りたい時には「I」、高速や ワインディングをスポーティな走りを楽しみたい時には「S」、日常から 離れて走りを愉しみたい時には「S#」というように、1台のクルマで3つの 異なる走行性能を愉しむことを実現する。各モードはセンターコンソールに 設置される「SI-DRIVEセレクター」で選択でき、左へ回すと「S」、右へ回すと 「S#」、押せば「I」となる。また、この操作はステアリングに設置される 「SI−DRIVE S#スイッチ」でも操作が可能で、押すと「S#」、再び押すと元の モードに復調するといった具合だ。なお現在のモードは、タコメーター下に 内蔵される「マルチインフォメーションディスプレイ」で確認することができる。
Vehicle Dynamics Control(ビークル・ダイナミクス・コントロール)の略称で、 不安定な挙動をクルマが回避してくれるハイテク装備。 ドライバーが「どのような走りをしようとしているのか」をセンサーが 読み取り、コントロールの限界領域を検知。状況の危険度にあわせて、 AWDのトルク配分、エンジンパワーとブレーキ配分の制御を行い、 クルマの不安定な挙動を抑制して、理想の走行状態に近づける役割がある。
ドイツのショックアブソーバーメーカーのトップブランド、ビルシュタイン。1954年に創設され、 いち早くガス封入単筒ダンパーを実用製品化。メルセデス・ベンツやポルシェ、フェラーリにも 純正採用されるほか、様々なモータースポーツシーンで輝かしい実績を残している、ショックアブ ソーバーメーカーの老舗だ。そのビルシュタインのショックアブソーバーをレガシィで初めて採用 したのは、先々代のワゴンGT-B。その後も好評を得て、現行モデルでは3.0R系と2.0GT系に純正採用されている。